今年も。
3月 26, 2009 | Permalink
金曜日のプラネタリウムは、静かで深い時間になりました。
まあるいドームいっぱいに、映し出される星空や風景、
片岡さんの楽器からこぼれ出て、空間に満ちる音たち、
みんなの声。
宇宙とうたと、音楽と朗読を、ひとつのものがたりにする、
というこころみは、生まれて初めてでしたが
片岡さんの、やさしくて懐深い「あいのて」のおかげで
なんだかまるでただ、遊んでいるように
私自身でいることができました。
音楽に、失敗はない。
「うまくいかなかったな~。。。」と思ったら
「うまくいかなかったな~。。。」という自分を
ステージで表現できたことになる。
片岡さんが言ってくれた言葉を聞いて、
なんだか、ためていた息を、ほうーっと全部
吐き出した気分になりました。
片岡家のみなさん、科学館のみなさん、
スタッフのみなさん、
そして、いらしてくださった、0歳から80歳までのみなさん
本当に、ありがとうございました。
写真は、週末にアレキサンダー・テクニークの勉強のために滞在した、京都の春。
からだと、こころの使い方を勉強したあとに眺める、風景は
なんだかいつもより、きらきらして見えます。
今日は、名古屋ブルーノート。
私が見た景色は、どんな音になって
空間を彩るのでしょう?
3月 23, 2009 | Permalink
先週の土曜日には
遊佐未森さんの‘Cafe Mimo’に出演させていただきました。
落ち着いて、やさしくて、あたたかい客席の空気と
透きとおりながら、空気に銀色の粉を、幾重にも散らす、未森さんの声と
こころのこもった、スタッフの方々のまなざし。
とても安心して、自分のままで
歌うことができました。
本番前、楽屋で支度をしながら、ふと横を見たら
未森さんが、にっこり笑ってくれました。
その笑顔の、あまりのやわらかさに
このひとがこれから、何百人ものお客さんのの前に出て行って
歌うということが、なんだか不思議になり
そして、生の舞台、ひとのいのちの
いかにやわらかくはかなく、それでいて強いものかということに
想いを馳せました。
それがたとえ、どれほど経験豊富な名音楽家でも、
ひとはみんな、生身で、いつ壊れるかわからない
こころとからだを持っていて
他の出演者やスタッフや、
その日のためにやってきてくださった、お客さまもみんな
やっぱりそれぞれが、同じように生身の自分を
連れて来てくださって、
そうして、みんなが集まったとき
その、不安定なやわらかさに身をあずけて初めて
ステージに、奇跡が起こる。
どれだけ準備しても、始めから確かなものは、何もなく
どれだけ望んでも、うまくいく保証はひとつもなく
それでも何かを分かち合いたくて、
うたうひとと、聴くひとが出会うとき
いのちが、生まれる。
ステージに上がった未森さんが、きらきら輝くのを見ながら
なんだか、泣きそうになりました。
音楽って、すごい。
ひとって、いのちって、なんて。
3月 4, 2009 | Permalink