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2009年3月 4日 (水)

cafe mimo

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先週の土曜日には

遊佐未森さんの‘Cafe Mimo’に出演させていただきました。

        

落ち着いて、やさしくて、あたたかい客席の空気と

透きとおりながら、空気に銀色の粉を、幾重にも散らす、未森さんの声と

こころのこもった、スタッフの方々のまなざし。

とても安心して、自分のままで

歌うことができました。

        

本番前、楽屋で支度をしながら、ふと横を見たら

未森さんが、にっこり笑ってくれました。

その笑顔の、あまりのやわらかさに

このひとがこれから、何百人ものお客さんのの前に出て行って

歌うということが、なんだか不思議になり

そして、生の舞台、ひとのいのちの

いかにやわらかくはかなく、それでいて強いものかということに

想いを馳せました。

      

それがたとえ、どれほど経験豊富な名音楽家でも、

ひとはみんな、生身で、いつ壊れるかわからない

こころとからだを持っていて

他の出演者やスタッフや、

その日のためにやってきてくださった、お客さまもみんな

やっぱりそれぞれが、同じように生身の自分を

連れて来てくださって、

そうして、みんなが集まったとき

その、不安定なやわらかさに身をあずけて初めて

ステージに、奇跡が起こる。

      

どれだけ準備しても、始めから確かなものは、何もなく

どれだけ望んでも、うまくいく保証はひとつもなく

それでも何かを分かち合いたくて、

うたうひとと、聴くひとが出会うとき

いのちが、生まれる。

        

ステージに上がった未森さんが、きらきら輝くのを見ながら

なんだか、泣きそうになりました。

音楽って、すごい。

ひとって、いのちって、なんて。

       

         

              

        

3月 4, 2009 |