お祈り。
12月 25, 2008 | Permalink
先日、アメリカから来た友人と話していたら、
「文房具屋さんには、
いろんな牛の絵がついたカードが並んでいるのね。
すてきだったから、たくさん買ってしまったわ。
日本の人は、牛が好きなの?」
と聞かれ、大笑いして、
日本には、それぞれの年に動物のシンボルがあって、
来年は牛(丑)の年なのだ、
と説明しながら、
ああそうだった、今年はねずみ年だった、
と、思い出しました。
干支。
小さいころから、ごくあたりまえに親しんできた習慣だけれど
ある一定の期間を、動物に象徴させるというのは
とても素朴で、でも創造的で、ユニークな
時間の経験のしかただなと、あらためて思います。
むかしのひとたちには、現代とは次元のちがう
知恵があったのでしょうね。
お正月に、お祈りして飾った、ねずみの置物。
年が進むにつれて、そういえば、だんだん忘れてしまったなあ。
家に帰って、おそうじをして、
うすくほこりをかぶって、ちょっとグレーになっていたねずみさんを、
ふたたび白くして(笑)、
お礼を言いました。
一年間、私たちを見守ってくれて、どうもありがとう。
また会えるのを、楽しみにしています。
写真は、東大寺でいただいた、わが家のねずみ。
12月 23, 2008 | Permalink
今日は、とても久しぶりの、お休みです。
なにもしない、なにもしなくていい、1日。
仕事であれ、それ以外の用事であれ、
この時間に、これをする、という予定が、
ひとつも入っていない日、というのが、
どうも、私には必要なようです。
朝、目覚ましをかけずに起きて、
「さて、今日は何をしようかな?」と、考えられるような。
時計のぐるぐるから、意識を離して
自分なかのリズムに、耳を傾けて、
自分を癒す、ということさえも考えずに。
とても楽しかった時間のうしろに、忘れられていた小さな悲しみや
とても大変だったできごとの合い間の、ふとした幸せ。
忙しくて、そのときは見ていることに気づかなかった、美しい景色や
かすかな、でも確かな香り。
そんないろいろを眺めながら
「なにもない」を呼吸して、そして、あたらしいわたしに還る、
ゆりかごのような、1日。
現代の、忙しい暮らしのなかでは、
本当に、持つことの難しい時間だけれど、
だからこそ、とても大切な気がするのです。
みなさまには、そんな時間がありますか?
12月 17, 2008 | Permalink
昨日、電車に乗っていたら、かわいらしい鳥の写真のついた
広告が目に入りました。
眺めていたら、ふと
「鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス」
という言葉を、思い出しました。
「鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、ホトトギス」
「鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス」
この三つは、とても有名なうただけれど、
目の前の鳥が鳴かないとき、
ほかにもいろいろ、選択はあるのではないかしらん?
「鳴かぬなら、頼んでみよう、ホトトギス」
「鳴かぬなら、探しに行こう、ホトトギス」
「鳴かずとも、私は幸せ、ホトトギス」
「鳴かぬなら、自分で歌おう、ホトトギス」(笑)
自らの望んだことが、うまくいかないとき、私は
どうしても、視野が狭くなって、
何がなんでも、実現するかしないか、
というような状態になってしまいがちなのだけれど、
ちょっと、こころとからだをゆるめてみれば
ずいぶん、いろいろな選択肢があるなあ。
要するに、幸せになれれば、それでいいのです。
なんだか、明日のライブが楽しみになりました。
音楽は、無限の選択の連続。
遊佐未森さんと、私と、3人の演奏家と
そして聴いてくださる方々、ひとりひとりの選択が
豊かで美しい、時間のタペストリーを創り上げていく。
その夜、その場所の、私たちだけの、織り物。
どんな、模様が出来上がるかしらん?
どうぞ、つむぎにいらしてください。
「こころとからだにやさしい、クリスマス」
六本木 スイートベイジル139にて
12月10日 18:00 open 20:00 start
http://stb139.co.jp/139/index.html
12月 9, 2008 | Permalink