« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月29日 (木)

泳ぐ。

20078              

            

           

             

                     

しばらく、ごぶさたしました。

みなさま、いかがお過ごしですか?

              

先週末は、3日間

水泳のワークショップに参加しました。

                  

私は子どものころから、水に入るのが大好き。

今も、運動とリラクゼーションを兼ねて

週に2回くらい、泳ぎに行っているのですが、

ここのところ、なぜか

泳ぎ終わると、腰が痛くなってしまっていたのです。

水中運動は、からだにやさしいはずなのに、なぜ!?

きっと、フォームのどこかに無理があるのだろうなと

思っていた私にはぴったりの

「からだを楽に使って泳ぐためのワークショップ」でした。

                        

泳ぎはなんでも、ひととおりできる私ですが

今回は、水のなかを歩くこと、 浮くことから

ふたたび始めました。

                    

考えてみれば、とっても当たり前なのだけれど

ひとのからだは、何にもしなかったら、浮くのです。

だから、例えば水中を歩くときは

足を下ろすときだけ意識をして、

上げるときは、浮くにまかせておけばいい。

そう教えられて、水のなかで動いているうちに

からだがどんどんゆるんで

いままで、どれだけむだなことをしていたかが

だんだんわかってきます。

                     

水のなかにいると、陸の上よりもずっとからだが目覚めて、

ちょっとしたからだの使い方の違いに、敏感になります。

足のけりかた、手のかきかた、

ひとつづつ、順番を踏んでゆっくりと

からだ本来の動きにそって学びなおしていきながら、

自分が、この30年間、

どれほど力んで、泳ごうとしていたかに気づきました。

                           

子どもの私は、スイミングクラブで、

少しでも早く泳いで、一番になろうとして

全身をかたくして、前に進もうとするくせを

つけてしまったのですね。                              

(本当は、これでは、あんまり進まないんですけれど(笑)。)

だから、腰が痛くなっていたんだ。

                  

何度も何度も

むかしのくせと、あたらしい楽なやりかたを

行ったり来たりしながら

それでも3日間のうちに、水のなかにいることが

いままでの何倍も、心地のよいものになりました。

一回のストロークで進む距離が、全然違うのです。

おまけに、ちっとも疲れない!

                         

泳げば泳ぐほど、からだが快適になっていく。

3日間も、プールのなかにいるなんて

中学校の合宿以来のできごとだったけれど

少し、イルカに近づいた気持ちがします(笑)。

             

これから、プールに行くのが

ますます、楽しくなるなあ。

                              

                         

                                

11月 29, 2007 | | トラックバック (0)

2007年11月16日 (金)

わが家のひとたち。その2

200711           

            

            

何ヶ月か前に、第一弾で

ポットカバーのきーちゃんを紹介しましたが、

今日ご紹介する、わが家の住人は

バスマット。

                 

このマットは、7年前くらい前に、

クレヨンハウスで見つけて、

手触りのとりこになって、買いました。

生成りのオーガニック・コットン。

模様も、色もないシンプルさと

一針一針にこもった、あたたかな気持ちが大好きです。

                        

ふわっとして、それでいて厚くてしっかりしたその生地に

お風呂から上がって、足を下ろした瞬間に訪れる、

極楽の心地よさ!

ああ、幸せ。

             

毎日、おせんたくをして

お天気さえよければ、お日さまに干します。

洗えば洗うほど、風合いが増して

新品では決して味わえない、すてきな手触りになりました。

青空にそよぐ姿が、なんだか楽しそうな

私の長年の、大切な友人です(笑)。

               

今日もお天気がよくなってきたから、

お外に出そうかしらん?            

          

                

                    

11月 16, 2007 | | トラックバック (0)

2007年11月15日 (木)

久しぶりの散歩道で。

200710         

          

   

               

            

あまりにもきれいな夕焼け空や

山の尾根を照らす月を見ていると、

ときどき、

ひとがたくさんいる星にいることを忘れて

美しいこの景色と、自分、

世界にはたったそれだけしか存在しない、

という気持ちになることがあります。

子どものころから、理由もなく

ときおり私はそう思っていました。、

                 

凍るような寂しさと、透徹した存在感。

孤独のきわで観るその景色は

けれどあまりにも美しくて、

私は理解することも忘れて

そのたたずまいに、しばらく身をまかせます。

                       

あの景色は、でも

私の、ほんとうの姿の一面なのかもしれません。

ひとは、たったひとりで生まれ

たったひとりで死んでゆく。

ひとはもともと、ひとりなのだ、という孤独感を、

私はときどき、空や山に投影するのかもしれません。

            

誰もいない、広い、広い空の下の、ひとりぼっちのわたし。

こころの中のその景色を、

けれど私は大切にしたいと思っています。

それがあるから、私は誰かに会いたいと思い、

それがあるから、私は誰かに手を伸ばし、

それがあるから、私は歌いたいと願う。

そんな気がするのです。

                    

久しぶりに、夕暮れに長いお散歩をして

久しぶりに、見つけた風景でした。

みなさんのこころの中には、

大切にしている景色がありますか?

             

          

                

11月 15, 2007 | | トラックバック (0)

2007年11月12日 (月)

くつ。

200710      

            

               

アイルランドとイギリスからもち帰ったおみやげは、

紅茶、キッパーのかんづめ、ショートブレッド、

むくの木でできた、素朴なクロスなど、

いろいろあるけれど

なによりうれしかったのは、

くつを3足、買ってこられたことです。

                  

私の足のサイズは、26センチ。

とても細長くて甲の低い、めずらしいかたちの足なので

日本では、女性用のくつはもちろん

運動靴を買うのにさえ、苦労するほど。

ごくまれに、長さのちょうどいいくつを見つけて履いてみても

幅や高さが、ぶかぶかになってしまうのです。

靴屋さんのウインドウにある、かわいいくつをながめては

ああ、でもここには、私に合うくつはない、と

ため息をついているのが常なのですが、

ロンドンではなんと、私のサイズが、普通サイズ!

(イギリスサイズだと、7くらい。)

どれを履いてみたいとお願いしても、

ちゃんと、自分のサイズを出してきてもらえるって

なんて、幸せなことでしょう(泣)。

                      

たくさん履いてみて、お店の中を歩きまわって、

足にぴったりきた、3足を選びました。

ステッチのきれいな長いブーツと、ボアがあたたかな、ショートブーツと

かわいいお花のかざりがついた、ウオーキングシューズ。

今も、3匹の小さな生き物のように

居間のすみにちょこんと座らせてあります。

                         

あしたはどれをはいて、

どんなお洋服を合わせて、

どこに出かけよう?

              

お気に入りのくつを、3つも持ったからこそ悩める、

ありがたい悩みです(笑)。

写真は、お買いものをした、ロンドンのリージェント・ストリート。

                     

11月 12, 2007 | | トラックバック (0)

2007年11月 5日 (月)

旅のこと。

帰国して5日、

かえりぎわにひいた風邪と時差ボケも、やっとなおって

あたたかな(向こうは、こちらの真冬なみの寒さだったのです!)

東京の秋にも、体が慣れてきました。

                           

200710_057 200710_063                    

 200710_107_2          200710_123               

200710_121

本当に印象深い、楽しい旅でした。

長いこと、ずっと行ってみたかったアイルランドは

朽ちかけたれんがの建物や、牛や羊がてんてんと在る、広い、広い草原に

風が吹きわたる、

なぜか、なつかしい感じのするところ。

私が滞在していた、スパニッシュ・ポイントの海岸からは

日の出と、日の入りの両方を見ることができました。

深い蒼いろの海から、風とともに打ち寄せてくる波を眺めていると

まるでこの世の果てに来たような、それでいて

ちっとも遠いところでないような、

不思議な感じがしました。

                    

ブリストルは、イギリス南東部の、古くからの港町。

何百年も前から石造りの建物がそのまま残る、オールド・シティは

大きくて静かな、迷路のようで

私はほんとうに、小説の世界に入りこんでしまったような気がしました。

            

どちらの土地もそうだったのだけれど、

とてもすてきだったのは、

ひとの暮らしかたが、とてもゆったりしていること。

ホテルで朝ごはんを食べているビジネスマンでさえ

あんまり、急いでいるようには見えないのです。

別に、仕事を少ししかしていないというわけではないのになぜか

あまり、時間に追い回されているような感じがしないのは

どうしてなんだろう?

たくさんのことをしてもなお、

パブでのんびりビールを飲んで、運河の向こうの夕暮れ空を

眺めるひまがあるのです。

                     

滞在している間に見聞きしたことは

私のからだの細胞に沁みこんで

何かの折にふわっと、

声や、言葉や、しぐさや、考えの厚みになって

湧き出してくる。

旅は、ひとを自由に、やわらかく、ふっくらさせるから

私は大好きです。

小さな旅も、大きな旅も。

                 

11月 5, 2007 | | トラックバック (0)